下館祇園祭 ~わっしょいカーニバル~
7月24日から27日にかけての4日間、筑西市の下館駅前で筑西市最大のお祭り、下館祇園祭が開催されました!
この祇園祭は大変歴史のある行事で、今から500年以上前の15世紀に当時の下館を治めていた水谷(みずのや)氏が領内の安泰を祈願して現在の秋田県にある当時から厚い信仰を集めていた出羽三山の一つ羽黒権現を勧請し、神社の祭事として始まったのが起源とされています。
このお祭りのハイライトの一つが3日目に行われるわっしょいカーニバル。重さ約2トンという日本最大級の重量を誇る平成神輿を中心に各地区の神輿が一堂に会して下館駅前を練り歩き、毎年多くの観光客や地元の方で賑わう市内最大のイベントです。

上の原学園では毎年このわっしょいカーニバルに神輿を伴い参加させていただいており、今年も職員を中心に利用者さんも数名加わって駅前を練り歩きました!

利用者さんは神輿が好きな方が多く、今回参加した利用者さんも神輿を担ごうとやる気満々。
開式の挨拶が終わると順番に神輿の渡御がスタートしました。

17時半過ぎに渡御を始め「よいさーっ!」の掛け声と共に下館駅前の通りを練り歩いていきます。

昨年は夕方から積乱雲が発達して日没ごろに激しい雷雨となりましたが、今年は天候にも恵まれて滞りなく渡御を行うことができました。お客さんもとても多く、通りにずらっと並んだ出店の活力ある声と食べ物を調理する香りや煙が雰囲気をさらに盛り上げ、通り中が熱気を帯びて祭りのボルテージがどんどん上がっていきます。



辺りもだいぶ暗くなってくると神輿や通りの提灯の赤みを帯びた灯が辺りを照らし、熱気を帯びた祭りの空気の中にどこか幻想的な雰囲気を醸し出していきます。

日が沈むにつれお客さんの数もどんどん増え、駅前へと各地の神輿が集まっていきやがてお祭り最大のハイライトへと向かっていきます。

合間に休憩を挟みながら、神輿を駅前へ。大変な暑さで合間の水分補給は欠かせません。力を合わせて渡御を進めていきます。

日もすっかり暮れ、駅前に神輿が集まりました。神輿が一堂に会して音頭に合わせてどっこいを披露し、お祭りは最大の見せ場を迎えます。





各地の神輿が順に紹介され、上の原学園も紹介していただきました。隣の桜川市からの参加ということで馴染みのない方も多いかとは思いますが、このようにご紹介いただき暖かい拍手で見守っていただき大変ありがたく思います。

どっこいが終わると再び渡御を再開し、神輿は駅前の通りを練り歩きながら最後の集合場所であるアルテリオ方面へと向かっていきます。



アルテリオに到着したのは21時過ぎ。再び神輿が集結してクライマックスを迎え、最終的に21時半過ぎまで神輿を担ぎ渡御を終えました。



今年は例年より開始時間が早かったこともあって渡御の時間も長くなり終盤は体力勝負の様相となりましたが、利用者さん、職員ともにけが人もなく無事に終えることができました。片付け、撤収から最後の荷下ろしと深夜に渡って対応いただいた職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。
下館祇園祭が終わると季節は8月、お盆を迎えいよいよ夏の終わりへと移ろいでいきます。
上の原学園もお盆を過ぎ、8月23日に園内最大のイベントである納涼祭を開催し、夏を締めくくります。
今年は例年以上に大変な暑さの8月ですが、日本の季節感を最も感じられる時期でもあります。
この時期ならではのイベントも盛りだくさん。季節を感じながら、ぜひ様々な思い出を作って充実した夏にしていきましょう。
夏の終わりはもうすぐそこ。
光陰矢の如し。一日一日を、どうか大切に。
